虫歯などで歯の神経をとる治療を行った場合、その後歯の根の治療(根管治療といいます)を行う必要があります。
歯根端切除術とは、通常の根管治療を行ってもどうしても治らない場合に、最後の手段として外科的に歯根の先端を切り取ってしまう治療法です。
これでダメなら後はもう抜歯しか残されていませんので、本当に最後の手段です。
しかし、歯根端切除術は全ての歯科医院で行われているわけではなく、また奥歯の場合には歯根端切除術が出来ないことも多いので、歯根端切除術を行うことなく抜歯になってしまう・・・ということも実際にはよくあります。
こうならないように、歯の根っこの治療はきちんと最後までがんばってすませるようにしましょう。
今回はこの歯根端切除術の様子を紹介いたします。根っこの治療はちゃんと出来ているようですが、根尖を中心に黒い影が見えます。
歯をはずして根の中の治療をしても良くなるとは限りませんし、この歯をはずすのには患者さん自体も抵抗がありました。
そこで今回は歯根端切除術で対応することに致しました。
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歯肉を切開してみるとその部分の骨は無くなっていて、嚢胞(のうほう)が出来ていました。歯根の外側が汚れてしまっているので治らないわけです。そこで歯根の先端と嚢胞を切除し、欠損部が大きいので骨補填剤を一緒に詰めて縫合しました。
以下はその経過のレントゲン写真です。
写真① 歯根端切除手術時
写真② 手術後2ヶ月後
写真③ 手術後1年1ヶ月後
ほぼ歯根の影は消えていて完治しているようです。治癒スピードの速さはやはり手術時に補填した骨補填剤の働きが大きいと思われます。
ここでポイント!!
- 痛くなくても歯根の病巣は残っていることがあります。
- 歯の根の治療は途中で放置しておくのが一番よくない結果をもたらします。
- 定期的な検診で病巣の早期発見につながります。
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